成田空港の容量拡大に向けて・・成田市議会は
10月21日から、羽田空港では4本目の滑走路の共用が始まり、31日からは、国際定期便も運行増になることが始まります。
成田空港は、現在22万回までが運用されることになっていて、発着回数で羽田空港に大きく水を明けられることになってしまいます。
成田市議会では、10月1日に、全員協議会を開催し、市議会空港対策特別委員会から提案された、容量拡大の申し入れ書を賛成多数で承認し、成田市議会議長名で、成田市と成田空港株式会社へ申し入れ書を提出することにしました。
申し入れ書の内容は以下の通りです。
成田国際空港の容量拡大(30万回)実現に対する申し入れ書
成田国際空港は、これまで成田市のみならず周辺地域に陰に陽に大きな影響を与えてきた。
空港建設閣議決定以来の激しい反対運動によって、不幸にも犠牲者が出るという歴史を踏まえ、今日の成田市及びその周辺地域、更には千葉県全体の発展の原動力となったのは周知のことであるが、その発展も、常に騒音等の影響を受ける住民の受忍の上に成り立ち、空港周辺騒音地域の住民は、常に航空機による騒音をはじめとする生活環境の悪化の中での生活を強いられてきたということも事実である。
しかし、開港から32年が経過し、成田空港を取り巻く環境が大きく変化するなかで、本市議会としても、現下の情勢を総合的に判断した結果、成田空港の更なる発展が地域にとっては必要不可欠であり、更には、これまで通り「成田空港が日本の国際基幹空港として首都圏の航空需要を担うべ貪」という国家的利益の観点からも、「30万回への空港容量拡大を進めるべきである」との判断を示す時期に差し掛かったと考えるものである。
本市議会としては、今後市が実施する騒音下対策に積極的に協力していくものであるが、成田市及び成田国際空港会社においては、以下の内容を十分に考慮しながら空港容量の拡大に当たるように強く申し入れるものである。 1、空港容量の拡大は、騒音等の影響を受ける住民の更なる生活環境の悪化を招ぐ恐れがあることから、住民の意向を十分考慮した直下対策と、地域振興策に将来に亘って、誠意を持ってあたること。 2、空港容量拡大に当たっては、拡大の一定段階(25万回、27万回時)において、運用状況と騒音等の生活環境の影響の度合いを確認・検証しながら進めること。 3、騒音直下の航空機による落下物防止の徹底を図ること。 4、今後の成田市及び空港の発展は、常に騒音等の影響を受ける住民の受忍の上に成り立つという敬重の念をもって空港整備に当たること。 以 上
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