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2007年5月31日 (木)

成田空港に対する国の方針は一貫しているのか

成田国際空港株式会社の社長人事に絡んで、政府は現社長の黒野さんの再任を拒み、民間出身からとして、住友商事特別顧問の森中さんに首相官邸主導で内定し、6月の株主総会で決定する予定だとのことです。この事について私なりに政府にもの申したいのであります。

わが国の国策はどのように担保して政府は進めようとしているのか、まず国際空港の位置づけをしっかりと定めた上で、民間出身でも、官僚出身でも、経営感覚のある方を社長にすべきではないのか????

成田空港を造ろうとした時点の基本方針が、時の過ぎ行くことに乗じて、その位置づけは国際空港として、世界に対する日本の表玄関は成田空港ということを、国から放棄するような対処は納得がいかないし、日本という国の政治家は何を考えてやっているのか、がっかりしてしまいます。

千葉県知事をはじめ、成田市長、富里市長、山武市長、多古町長、芝山町長、横芝光町長の7名による、成田空港と羽田空港のあり方に関する意見として、5月25日に首相官邸と国土交通省に次のような意見書を提出しています。

現在、貴府所管の規制改革会議では、「成田空港は国際線の、羽田空港は国内線の基幹空港」とする従来からの「内際分離政策」を転換し、さらに羽田空港の再拡張前にも国際定期便を前倒しして就航させるべきとの議論がなされていると聞いておりますが、千葉県及び成田空港周辺自治体は、この動きに対し強い懸念を抱きつつ注視しているところです。そもそも、「内際分離政策」は、羽田空港の容量不足から新たな国際空港として成田空港の建設が必要となった当初からの国の基本方針であり、成田空港の歴史的経過から、また、羽田空港の国内線需要への対応の見地からも国土交通省は、現在もこの方針について羽田再拡張後も不変であるとして千葉県及び地元自治体にも明言しているところです。また、地元の意向を無視し、重要な政策転換を図ろうとする姿勢は、成田空港位置決定時の地域の混乱を思い起こさせるとともに、成田空港問題円卓会議の帰結として「空港と地域の共生」の理念のもとに空港と地域の発展を目指している多くの関係者に大きな不信感を喚起させるものです。千葉県及び地元自治体は、これまでも平行滑走路北伸整備に伴う地元調整や羽田空港再拡張工事に伴う諸手続きが円滑に進むよう緊密に連絡を取り最大限の協力を行ってきました。それは、国際拠点空港である成田空港と国内拠点空港である羽田空港とがそれぞれ機能を拡充し、お互いに連携していくことにより、首都圏の表玄関としての機能を一層効果的に発揮することができると深く認識しているからです。千葉県及び地元自治体は、我が国の国際競争力の維持。強化のため、成田空港と羽田空港の有機的な連携や成田空港の今後のあり方について真剣に取り組もうとしております。貴府におかれましても、以上のことを御賢察され、「成田空港は国際線の、羽田空港は国内線の基幹空港」とするこれまでの方針を今後とも堅持し、首都圏空港機能の充実を図られるよう要望いたします。

このような意見書を出させるような国の政策をすべきなのでしょうか、皆さん政府を信じられますか。

私たちは、成田空港とともに地域を発展させていかなくてはなりません。みんなでもっともっと意見を言いましょう

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» 羽田空港の国際線の就航状況 [北海道への旅ツアー情報 全国もあります]
国際線の就航状況戦前より日本航空輸送や満州航空の国際線が乗り入れており、また、戦後も東京で唯一の国際空港として世界各国からの国際線が乗り入れていたが、1978年の新東京国際空港開港後は、基本的に国内線用の空港となりました。中華人民共和国との国交樹立に伴う政治的問題により、台湾の航空会社である中華航空(チャイナエアライン)と1989年に発足したエバー航空の路線は例外的に羽田発着として残されていました。ただし首都圏~台湾間の路線としては日本アジア航空とエアーニッポン、アメリカの航...... [続きを読む]

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