変だよ!!千葉県議会議員選挙区
今年の3月27日に成田市は下総町・大栄町と合併をしました。これにより町長2名と、助役2名、収入役2名が失職しました。合併は究極の行財政改革ともいわれ、その中では大変な覚悟と決意が必要でした。
成田市の市議会議員は、来年の選挙までの1年間は、両町の議員31名と成田市の議員30名のあわせて61名となっています。しかし議員報酬はそれぞれの町の時と同じであり、来年の選挙では、選挙区は一つとなり、議員定数は30名になります。
ところが合併により千葉県議会議員について問題が生じています。千葉県議会は県内で合併が進んでいることを知りながら、今年の2月に早々と来年の県議会議員選挙については、元の選挙区で行うことを申し合わせました。
これは議員定数を変更しないことを前提としており、合併した成田市での県議会議員選挙は、旧成田市の市民はそのまま成田市選出の議員に投票することになり、旧下総町・大栄町の市民は香取郡選出の議員に投票するということになります。
旧香取郡の県議会議員の定数は3で、郡の人口は11万2700人いましたが、合併により残された香取郡は多古町・神崎町・東庄町の3町で、合せた人口は40500人となっています。
合併による行政区画の変更は3月末に確定したにもかかわらず、成田市の場合と香取市も旧佐原市の選挙区と香取郡の選挙区に別れ、旭市は旧旭市と香取郡・匝瑳郡の3選挙区となり、このまま行けば自分の住む地域の代表となる県議会議員に投票することが出来ず、地域の一体性を損なうこととなります。
千葉県は市町村合併課を設けて合併を勧めたにもかかわらず、自らの立場にはぬるま湯的な対応をとるということは、県民をないがしろにしていると言わざるを得ません。
皆さんも千葉県議会議員のホームページや県議会あてに意見をどんどん投じてください。
成田市議会では、このことに関して、市議会議員決議として千葉県議会に見直しをしてくれるよう決議文を提出いてしました。
千葉県議会議員の選挙区見直しを求める決議
地方分権の推進や国・地方における著しい財政の悪化など、市町村行政を取り巻く情勢が大きく変化している中、基礎的地方公共団体である市町村の行政規模の拡大や効率化、さらには住民サービスの維持・向上を図るため、全国的に市町村合併への取り組みが行われ、平成17年度末には実質的に完結したところである。
千葉県内においても、各地域においてさまざまな形態の市町村合併の取り組みが行われ、郡内市町村同士の合併あるいは郡域を越えた合併など、地域の実情に合わせた形で合併が進められたことにより、従来の80市町村が平成17年度末には56市町村となり、これまでの郡市の構成が大きく変化した。
これらの市町村のまちづくりに関連の深い県議会議員は、地域代表として県議会の場においてその役割を果たしているところであるが、平成17年2月定例県議会で可決された「千葉県議会議員の選挙医の特例に関する条例」については、合併して実体のない旧市町村単位を基本とする選挙区から議員を選出することや、合併後の市町村を分割し選挙区を設定することなど、県議会議員と地域住民との一体感を損なうことが憂慮される。
本市においても、平成18年3月27日に1市2町が合併し、一体となったが、現行翠挙区で県議会議員選挙を行うとすれば、成田市が成田市選挙区と香取郡選挙区の2フの選挙区に別れ、成田市民である旧下総町及び旧大栄町地区の住民は、成田市選挙区の侯補者に投票できないという事態となり、合併後の新市の一体感を醸成する上での障害となるものである。
よって、千葉県議会議員選挙については、速やかにその選挙区を見直し、合併後の市町村を基本単位とした選挙区とするよう強く求めるものでる。以上、決議する。
平成18年6月22日 千葉県成田市議会
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