平成17年9月総務常任委員会
総務常任委員会は、9月16日午後2時から開催されました。審査の都合上、議案第36号「専決処分の承認を求めるについて(平成17年度千葉県成田市一般会計補正予算(第1号)=専決第7号)」から審査されました。本議案は、衆議院の解散による選挙費と中央公民館のアスベスト撤去工事によるもので、当初予算に計上されていないため、議会の開会を待ってからでは遅いため、専決処分をしたものであり、質疑もなく、全会一致により承認しました。 議案第37号「平成17年度千葉県成田市一般会計補正予算(第2号)」は、まず、コミュニティバス運行事業では、現在は無料運行になっているが、「コミュニティバス本運行にあたって、審議会等を設置する考えはないか」とのことに、「現在、運行している中で色々なご意見、要望をお聞きし、それらを勘案しながら、より良い運行を目指したい」とのことでありました。また、「コミュニティバスの運行認可の取得並びに運賃についてはどのようになっているのか」とのことに、「大室・小泉ルートについては、9月8日付けで関東運輸局長より認可が下りている。また、遠山ルートについては、民間バス会社と一部路線が競合していることから、認可が下りていない状況である。なお、運賃については、両ルートが認可されてから、徴収したいと考えている」とのことでした。現在までの利用者は、遠山ルートが5ヶ月で20206人、大室・小泉ルートで19991人と一日当たり平均で130人と好評のようです。
観光館改修工事関係では、93062万円で改修工事が行われるが、「観光館の改修に至る経緯は」とのことに、「観光案内業務の中心的施設である観光館については、従前から、管理運営委員会を設置し、種々検討を重ねてきた。本年度に入り過去の検討経過や改善策をまとめ改修することとなった」とのことした。また、「成田市観光基本計画における観光館の位置付けは」との問に、「本市の歴史や文化に関する情報提供の充実、イベント等での活用と位置付けている」とのことでした。
「改修工事にあたり、観光協会事務局移転については、議論がなされたか」との問いに、「来年3月には合併も控えており、庁舎内のスペース等にも問題がでてくることから、継続して協議を進めることとしている」とのことでした。採決の結果、本案について、全会一致により可決しました。
議案第2号「成田市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例を制定するについて」委員から、「任命権者が報告しなければならない事項の中の『研修及び勤務成績の評定の状況』とはどのような内容か」との質問に、「研修については、前年度に実施した研修概要を示し、勤務成績の評定の状況については、昇格及び昇給の際の勤務評定を実施しているが、その公表の方法については、他市の状況を勘案しながら、どのような形で示していくべきか検討してまいりたい」とのことでした。採決の結果、本案について、全会一致により可決しました。
次に、議案第3号「成田市手数料条例の一部を改正するについて」は、委員から、「申請事例にはどのようなものがあるのか」との質問があり、「開発規模未満の宅地造成等に伴い築造された道路の指定が対象となる」とのことでした。採決の結果、本案についても、全会一致により可決しました。
次に、議案第8号「成田市火災予防条例の一部を改正するについて」は、委員から、「たばこを吸ってはいけない区域をどのような方法で知らしめるのか」とのことに、「立て看板による周知と消防自動車による巡回等を考えている」とのことでした。採決の結果、本案について、全会一致により可決しました。
次に、陳情第5号「公共工事における建設労働者の適正な労働条件確保等に関する陳情書」について、委員から、「元請けや下請け、孫請けあたりになると赤字覚悟で仕事をしないとならないと聞いている。そういったことは、確かに事業者の責任ではあるが、やはり、現場で働いている人達からの声というのは非常に重いものがあると思うので、採択としたい」という意見がだされたのと、また、他の委員からは、「一部の労働者の保護と組織であり全体の保護という部分から考えると、このような環境にいる労働者の方もゼロとは言わないが、逆に言うとこれが全てだとは思わない。陳情の思いは十分理解するが、不採択としたい」という意見もでました。
採決の結果、本陳情については、不採択となりました。
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